2013年05月04日

あの日あの時。

どこにも存在してない、私の中だけにしかないものがあって、
それをやりたい、と口にするとこから始まる。

だけど私は楽器も弾けなくて、楽譜も作れなくて、音楽用語も知らない。
だから「いちばん爆発する曲だから」だの「ねっとりして」だの、イメージをそのまま伝えようとする。
ひどい時には「もっとスリリングで危険な感じにしたい」だの「今はしとしとだけど、どしゃぶりじゃない程度にざあざあ降りで」だの言う。

具体的な音についても「ブレイクのあとでジャカジャカジャカーってあとにダッダンみたいなやつ」とか「アクセントだけで、そっからフルバージョンで」とかいう説明をする。
ひどい時には「もうちょっとスカートが揺れるリズムで」とか「ここでバラバラバラ~って音がほしい」なんて言う。

そうするとメンバーはみんな、「それじゃわかんねー」って言いながらも、
つきはなしたり放りなげたりしないで、「こういうこと?」とか「それは16じゃなくて8だね」とか、音楽的に分析したり、共有できるものに翻訳したり、実際に演奏してみせてくれたり、ちゃんとどうにか理解して何とかしようとしてくれる。
これがまず、ほんとにありがとうなところ。

そして、「それそれそれ!!」「そう、それだ!!」ってものが出てくる。

これは何だか、すごくすごい。魔法みたいだ。

私の中だけにしかなかったものが、
形にしてもらえて、現実に存在するようになって、共有される。

私にしてみれば、
「♪そーらを自由に飛ーびたーいな~」♪デレレレッテレ~(←ドラえもん)だ。

何かあれなの?
長く一緒にやってると、何か見えない神経ネットワークみたいのでもつながんの?かな??
いや、そーいうのキモイしすっげ嫌いなんだけど。
でも何かそんなん。
年齢も経験も好みの音楽も聴いてきた音楽も、丸かぶりなんてことはないのに。


音出してるだけで楽しかった頃。
今はもっと楽しいよ。
バンド楽しいよ。音楽楽しい。
こんな今のこと、
あの日の自分、あの時の自分には想像もつかなかったんだ。
posted by see-co at 06:51| 日記 | 更新情報をチェックする